富山県のチューリップ生産地へ行ってきました!

こんにちは。広報のウエスギです。

毎日寒さに痺れる日が続いておりますが、FUGAでは2月11日(土)〜19日(日)の期間で一足早く春のイベント「チューリップフェア2017」を開催致します。

それに伴い、今回は春のお花の代名詞といっても過言ではない「チューリップ」を視察させて頂くため、富山県高岡市の生産地へお邪魔しました!

と言っても、この日は今季最強の寒波が到来と言われていた日でして…極寒の中で春の花を視察させて頂くという身と心に温度差を感じる旅でした。

2015年3月に出来たばかりの北陸新幹線で富山県へ向かい、長野あたりで突然の雪景色にテンション上がりながらも無事、遅延すること無く人生初の富山県入りを果たしました。

 

富山県はチューリップ生産で100年の歴史を持ち、今も尚、希少性・オリジナル性・特殊品種の生産に力を入れている生産地です。

その奥深い発色と開花時の力強さ、妖艶さには大変魅力があり、日もちも非常に良いチューリップとしてFUGAでも定評があります。

 

この日、まず始めにお伺いしたのは(株)センティアさん。

ハウスを見させて頂いて一番はじめに驚いたのは、農園内がとても綺麗に整備されていた事です。

DSCF3741

ここではオランダで一般的な「ボックス栽培」と呼ばれる栽培方法でチューリップが育成されており、ハウスの奥まで均一に並べられたボックスの中には球根が等間隔に植えられています。

DSCF3724

そのボックスをオランダ式の「可動式ベンチ」で順序よく収穫できるよう、温度の違う3つのハウス内を無駄なく移動させながら、安定した供給で高い品質のチューリップを日々生産されていました。

DSCF3723

センティア代表の伊藤さんはチューリップ大国オランダへ年1回出向き、こういった新しい生産方法を視察しては自身の農園に導入されています。

DSCF3727

その背景として、代々続くチューリップ生産の中で、過去に伊藤さんは現状の日本のチューリップ事情にマンネリを感じていたそうです。

品種はもちろん、生産性の向上や管理の方法を探すため、ご自身でオランダへ出向き、そこで約2年間チューリップと向き合いました。

そこでオランダの低コストながらも高い生産性をもつ設備と出会い、日本独自の丁寧な管理体制や代々続くノウハウを組み合わせ、今のスタイルを確立させたそうです。

その結果、年間出荷本数は先代の10万本に対し75万本と大幅に規模を広げ、今や砺波市を代表する生産者さんとなりました。

DSCF3731

僕たちが視察に伺った時も、最近導入されたハウスの管理システムをご紹介頂き、日照時間や温度、湿度をこれで管理して分かった事や、今までの常識が覆る結果など今でも色々と新しい発見があると、とても楽しそうにお話して頂きました。

DSCF3743

 

チューリップの欠点を理解した上で特性を生かす方法もしっかりと見据えており、その先の結果や現状との差を追い求めて模索する姿勢にとても感銘を受けました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

次に伺ったのは「清都農園」さん。

こちらは大規模なハウス展開をされている高岡市を代表する生産者さんです。

DSCF3779

ここでは昨年FUGAでも大人気だった球根付きのミニチューリップ「テタテ」をはじめ、サイズ感と球根付きにこだわった可愛らしい品種を今年は数多く生産されていました。

DSCF3761

DSCF3763

DSCF3769

代表の清都さんは高岡の若い世代の生産者として勢いを作り、富山のチューリップ産業を盛り上げようと行動されています。

球根付きのミニチューリップの他にも数多くのオリジナル品種を所有しており、今後どのような品種が新しく産み出されるのかとても楽しみな生産者さんです。

DSCF3770

今回、生産者さんや現地の高岡農協の方とお話して思った事は、とにかくチューリップに対するパッションがとても強く、生産者さん同士はもちろん、農協さんとの強い組織力や情報の共有力にとても驚きました。

ここまで消費者サイドの事を考え、新しい試みを模索しチューリップの展開を考えるチームを目の当たりにし、日本一のチューリップ生産地としての所以を感じました。

生産者の皆さん!ありがとうございました!

 

《おまけ》

実はこの翌日、ついでに金沢にも行っちゃえ!という事で行ってきました「兼六園」!

百万石前田家の庭園として造られた特別名勝・兼六園は日本三名園の一つとして有名です。

DSCF3879

寒波の影響もあり、雪化粧も相まって一段と日本風情を感じさせる庭園は、国宝と同格として承認されるだけの美しさがありました。

園内にある松は全て「雪吊り」といわれる重い雪によって枝が折れないよう、とてもグラフィカルな仕組みで守られています。

その姿は冬の金沢の象徴とも言われており、実物はまさに芸術作品のようで、とても風情を感じるものでした。

DSCF3873

DSCF3870

 

立場上、生産地取材という事で地方に伺う事が多いのですが、この雪吊りのようにその土地特有の文化や伝統、また現地の人の温度というか、そういったモノを見たり感じたりする時はとてもワクワクします。

実は僕が生産地取材で一番心がけている事もそういった部分でして、お花自体の魅力というよりも「その土地の生産者さんがどのような場所で、どのような事を考え、何を思い日々出荷されているのか」という部分を見るようにしています。

それって意外と店頭で花瓶に入って並んでいるだけじゃ伝わらない事ですよね。

オマケでまさかこんなにも熱く語ってしまうとは思いませんでしたが、先のチューリップも然り、アレンジ本や植物図鑑を見るよりも現地に行けばそのような諸々のことが一瞬で理解できてしまう瞬間がありますよ!というお話でした。

「チューリップフェア」でもチューリップの品質はもちろん、生産者さんの勢いや情熱、現場での温度も併せて皆様にお伝えできればと思っております。

お話が逸れたかと思いましたが、何とかうまく着地できましたね。

「チューリップフェア」は2月11日(土)からです!どうぞ宜しくお願い致します!

 

ウエスギ

{ Comments are closed! }