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鉢チームの藤田良則です。

こんにちは。鉢チームの藤田です。

 

梅雨も明けて、本格的な夏が到来しましたね。

そんなアウトドアを感じさせるこの季節に、ご自宅のバルコニーやお庭の植栽を考えてる方も多いのではないでしょうか。

季節感や、木漏れ日、葉っぱの揺れなどで、光と風を感じられる庭やバルコニーは、誰しもが憧れる環境だと思います。

現に、FUGAにも夏に合わせて、沢山の方からアウトドアグリーンのご相談を頂いております。

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インドアグリーンと比べてアウトドアグリーンの良い所は、花が咲いたり、実がなったり紅葉したりとイベント的な要素が比較的多く、植物の大きな変化を楽しむ事が挙げられます。

また、お水やりや付いた実を収穫したりなど、外に出るきっかけが多くなり、

屋外スペースでの過ごし方も変わったという方も沢山いらっしゃいます。

 

そんな魅力溢れるアウトドアグリーンをウチにも!という事で、先日、代官山にある会社MakeITさんのバルコニーの植栽を行って参りました。

MakeITさんはコンサルティングやデザイン、店舗設計からシステムの設計・開発など幅広い業務を展開されており、社長の樺沢さんを筆頭にスタッフさんも明るく気さくな方々が多くとても勢いのあるお洒落な会社です。

実はFUGAでも使用している業務支援システムの方でMakeITさんにはお世話になっておりまして、そのご縁もあって今回の植栽のお話を頂きました。

 

今回はこの植栽について少しお話をさせて頂きます。

まず、ご自宅やオフィスの植栽を行う際に僕たちが始めに行うのは「現場の下見」です。

そこで実際にお話をしながら、お客さまの希望する雰囲気などを伺い、大まかなイメージを固めていきます。

天候や日照のチェック、水やりに必要な水道の位置もチェックし、納品する時の導線などもこのタイミングでしっかりと調べます。

僕たちが初めてお伺いする場所などは特に、直感的にその空間を見て感じた事が後のデザインを考える上でとても大切になってくるので、下見は入念に行います。

実際のMakeITさんへ伺った際の下見写真がこちら。

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現場の状況やお客様とのイメージの共有が出来たら、お見積もりやご提案資料を製作し、お客さまのご希望に沿ったプランを練っていきます。

今回の現場に関しては、MakeITさんの要望として海外の有名なリゾートホテル「ONE HOTEL」のようなイメージでとお話を頂き、そのイメージに沿ってバルコニーへ搬入できる最大サイズの植物「チャメロプス」をポイントに、特注でオリジナルのプランターを作り、スケールアウトしたダイナミックなサイズ感によってこの空間を非日常に変える試みをプランニングしました。

また、部屋の中から見える位置には街の景色に溶け込まないようにシルエットが個性的な植物「ノリナ」を配置し、人の動線に合わせて随所に見せ場を作れるようご提案を行いました。

 

納品当日は朝から2tトラック一杯に植物とPOTを積み込み現地入り。

天気にも恵まれ、作業も順調に進みました。

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時折、MakeITの皆さんも現場を覗きに来てくださり、バルコニーの変化状況をオンタイムで楽しんでおられました。

そして完成した空間がこちらです!

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完成後はスタッフの皆さんがバルコニーに出て、家具の場所や植物と一緒に起きたいアイテムのお話など、とても楽しそうに喜んで頂けました。

何やらプールも置きたいと盛り上がっておりましたが、冬はどうするのだろう?と少し疑問に思いつつも、皆さんの楽しそうな顔を見れて一安心でした。

 

お客様によって求めている事は様々ですが、僕たちは「植物を飾る」ではなく「植物で何をしてあげられるか」という事を大切にしております。

そのためには、植物の種類から考えずに目的から考えるようにしています。

スペースの限られたバルコニーなら鉢数を多くするよりも、1本大きな木を置くことで空間の印象を変えつつ、テーブルや椅子などの家具も配置しやすかったりします。

今回のMakeITさんでも、多くの人が集まれるバルコニーにするために鉢数を多くするより1鉢のダイナミックな植物を空間の中心に設置することにしたのもそのためです。

 

余談ですが、その後MakeITさんではバルコニーで仕事をする方が増えたそうです。

来社されたお客様も皆さんバルコニーを見て驚かれるそうで、そのようなお話を伺う度にグリーンのある空間の素晴らしさを沢山の人に感じてもらえたようで、とても嬉しく感じます。

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今日はバルコニー植栽のお話でした。

藤田