大田花き世界で2番目に花の流通量が多く、もちろん日本で一番の花市場。
と、隣接する形でもう一つの花市場FAJ(フラワーオークションジャパン)があります。
毎週、月・水・金の早朝オーナーが大田花き、僕がFAJでセリをして花を仕入れています。世界第2位の大田花きだけではいけないのかと思われるかも知れません。
しかしFAJにしか出していない持ち込みの生産者さん達が作る、質の良い枝物があるのです。
FUGAには常時天井いっぱいに枝物が並び、それを求めて皆様足を運んで下さいます。
日本人ならではの感覚、四季を感じ、それを愛でるのに、やはり枝物は最適な花材の一つです。
しかし同じ種類の枝物でも、作る人・環境・土によって、枝ぶりや葉のしまり具合、
花の日持ちまで驚くほど違うのです。だから枝物の仕入れは難しい。
今日セリにかかる枝物で、誰が作ったどの枝が№1か。
今、この季節にお客様にどの枝を見てほしいか。
飾ってほしいか。
セリが始まる1時間前に市場に行き下見して狙った枝物をセリ落としています。
・ ・・しかし毎回狙った枝が買えるとは限りません。セリは一瞬で勝負が決まります。
FAJには良い枝物を知っている老舗の花屋さん達がひしめいています。
僕の仕事は、
店に足を運んで下さるお客様のご期待に沿えるように、
毎週枝ものをいけに伺って、季節感を楽しみにしてくださっている定期先のお客様に喜んでいただけるように、
老舗の重鎮の方々に負けじ劣らずと必死にセリ落とします。
花をいけるのにデザインはもちろん大事です。
ただそれ以前に素材が良いこと。これは最低条件だと思います。
良い枝を仕入れる
-今、この時期に誰が作ったどの枝、どの花が一番お客様を喜んでいただけるか-
毎回勉強しながら、老舗の方々に揉まれながら必死にセリをしています。
今日も店にFAJの一品の枝が並んでいるかも知れません。
是非お店に足を運んでいただき、僕の選んだ枝を手にとって季節を感じに来て下さい。
追伸
吟味された一品聞くと値も張るとお考えになられるかも知れませんが、
お客様がお求めやすいお値段でセリ落としておりますのでご安心下さい。